【9種類の中からどう選ぶ?】結婚指輪の素材を徹底比較!

少し前の日本では、結婚指輪の素材といえばプラチナが主流でしたが、最近はプラチナ以外の素材も多く選ばれるようになりました。オーダーメイド専門店のSORAでは、9種類の素材を取り揃えています。「みんなと同じ結婚指輪」ではなく「ふたりらしい結婚指輪」をつくるために、素材選びからこだわってみませんか?

素材サンプル

ーもくじー

  1. 1.二人らしい指輪づくりは素材選びから
    1.  1-1.定番素材の「プラチナ」
    2.  1-2.個性を出すなら「ジルコニウム」
    3.  1-3.機能性抜群な「チタン」
    4.  1-4.華やかな雰囲気の「ゴールド」
    5.  1-5.黒くてめずらしい「タンタル」
  2. 2.徹底比較したいあなたは「素材図鑑」でチェック
  3. 3.素材選びはオリジナルの結婚指輪をつくる第一歩

二人らしい指輪づくりは素材選びから

定番素材の「プラチナ」

•とても明るい白さが特徴
•素材価値が高い
•古き良きを重んじる人やスタンダードを好む人にぴったり

 

白金族元素のひとつであるプラチナは、その白さが純白の花嫁に似つかわしいとされてきました。また、希少価値のある素材が結婚の証としてふさわしいと、日本の結婚指輪の素材として使用されてきた歴史があります。結婚指輪として伝統ある素材を身に着けたいという人に選ばれる素材です。

プラチナの金属アレルギーと品位の関係

純度100%のプラチナは金属アレルギーが起こりにくい素材です。しかし、純度100%のプラチナは柔らかいため、毎日着ける結婚指輪をつくるには変形や傷がつきやすくなるリスクが生じます。そこで、強度を保つために5%~10%の割合で他の素材を配合しますが、その配合素材に金属アレルギーの反応が出てしまう場合があります。主に配合素材に使用されるのは2種類です。

 

【パラジウム】
比較的に金属アレルギーが起こることがある素材です。 プラチナの配合素材として一般的に使用されており、ほとんどのプラチナの指輪はパラジウム配合だと考えていいでしょう。

【イリジウム】
金属アレルギーが起こりにくい素材です。プラチナよりも希少価値が高いため、配合素材に使用しているお店は多くはありません。

指輪を見ただけでは、配合されている素材が何かを判断することは難しいです。
プラチナの指輪の購入を検討する際は、お店の人に配合素材をしっかりと確認しておくと安心して指輪選びができるでしょう。


SORAではイリジウム配合のプラチナも取り扱っていますので、お気軽にご相談ください。

▼プラチナについて詳しく知る
《プラチナ豆知識》配合金属パラジウム・ルテニウム・イリジウムの違い!

ジルコニウムの指輪

個性を出すなら「ジルコニウム」

•鮮やかな発色が最大の特徴
•SORAのカラーバリエーションは29色に加えオリジナルのグラデーションをつくることも可能
•色でふたりらしさを表現できる
•チタン以上の強度と耐食性

SORAでは、特殊な技術で化学反応をさせてジルコニウムの表面に酸化皮膜をつくりだします。その皮膜に光が当たることで私たちの目に色彩が見えるという仕組みです。塗料や着色ではないので、色が剥げるということはありません。
色がついている結婚指輪は他の誰とも被ることはなく、ふたりだけのオリジナリティ溢れる指輪が手に入ります。普通の指輪ではつまらないと感じたら、ジルコニウムがおすすめです!



▼発色について詳しく知る
【実例写真で紹介】ジルコニウムの「発色」の耐久性

ジルコニウムの金属アレルギーについて

金属アレルギーが起こりにくい素材の1つです。「ジルコニウム」という素材を初めて聞いた人も多いのではないでしょうか。実は、医療器具や歯のインプラントに使用されるほど医療現場では信頼されている安心素材です。ジュエリーの素材としてはまだ広く知られてはいませんが、人体への安全性の高さから近年とても注目されています。

機能性抜群な「チタン」

•羽のように軽い
•高強度で変形知らず
• ストレスフリーの素材

 

チタンの重さはプラチナの約4分の1しかありません。指輪が苦手な方でも違和感なく身に着けることができます。さらに超高強度という特徴を持つチタンは、飛行機やロケットの部品にも使用されています。まさに機能性抜群の素材です。軽くて傷が付きにくいチタンなら、日常生活で着け外しの煩わしさもありません。

チタンの金属アレルギーについて

金属アレルギーが起こりにくい素材として有名です。人口骨や人工関節にも使用され、体内に入れても問題がない素材なので、指輪として長時間肌に密着していても安心です。最近はピアスのポストをはじめ、ジュエリーにも広く取り入れられるようになりました。

ゴールドの結婚指輪

華やかな雰囲気の「ゴールド」

•ゴールドにも豊富なカラーがある
•造形的なデザインや他素材とのコンビネーションに最適
•華やかでおしゃれな雰囲気

 

ゴールドはあらゆる金属の中で最も展延性(広がりのびる性質)に優れているので、曲線を描くフォルムや他の金属とのコンビネーションなど、繊細なデザインを自在に形にできます。
また、純金に他の素材を配合することによって、ゴールドの色を変えることができるところも大きな特徴です。ゴールドの色とデザイン次第で、カジュアルな雰囲気や上品な雰囲気が演出できるため、ファッションやライフスタイルに合わせて指輪づくりができる素材です。

SORAのカラーゴールドは6種類!

•純金(K24)
素材そのものの黄金色

•ホワイトゴールド(K14) 配合素材:Au,Pd
パラジウムの白さを配合することで黄色味を飛ばし、シックなシルバー色

•ピンクゴールド(K14) 配合素材:Au,Cu,Pd
銅を配合して赤みをプラス。SORAはさらにパラジウムの白さを加え柔らかいピンク色を表現

•イエローゴールド(K22) 配合素材:Au,Cu,Ag
銀の白さと銅の赤みを少し配合し、純金より華やかな黄金色

•オレンジゴールド(K22) 配合素材:Au,Cu
銅の赤み配合し、純金の黄金色に深みを出す

•グリーンゴールド(K22) 配合素材:Au,Ag
銀の白さを配合し、爽やかな黄色
※SORA表参道店のみの取扱いとなります。

※カッコ内は品位を表記
Pt(プラチナ)、Ir(イリジウム)、Pd(パラジウム)、Au(ゴールド)、Cu(銅)、Ag(銀)、Ti(チタン)、Zr(ジルコニウム)、Ta(タンタル)

金属アレルギーと品位の関係

純金は金属アレルギーが起こりにくい素材です。プラチナと同様に、純度100%の純金はとても柔らかいため、他の素材を配合することで強度を保ちますが、その配合素材によって金属アレルギーを引き起こしてしまう場合があります。

金属アレルギーの反応が出ないという人もいれば、微量の配合素材でも反応が出てしまうという人もいます。ゴールドの指輪を選ぶ際は、配合素材をしっかりと確認しておくと安心です。

黒くてめずらしい「タンタル」

•黒い色調をもつ
•宇宙で2番目に少ない元素
•他の誰とも違う指輪をつくりたい人にぴったり
•削るのが超大変

 

あらゆる金属の中で最も黒い色調を持ちます。素材そのもの自体がダークグレーの色味をしており、ブラックコーティング加工ではないので、永く使用していて変色することはありません。機械切削が非常に難しい素材のため、タンタルのジュエリーを扱うショップは限られます。定番の素材では物足りない、めずらしい素材で指輪をつくりたい人は、タンタルがおすすめの素材です。

金属アレルギーについて

金属アレルギーが起こりにくい素材です。タンタルは一切の液体に反応しないため、人体に無害な素材といわれています。医療の現場では、人口骨や人工関節、人工心臓の材料などにも使用されるほど安全性の高い素材です。

徹底比較したいあなたは「素材一覧表」でチェック

「それぞれの素材を一目で比べたい!」という方のために、SORAで取り扱っている素材を網羅した一覧表を用意しました。
また、素材の明度比較やカラーゴールドの色比較も合わせてご覧ください。

金属名 アレルギー安心度 配合金属 重さ(比重) 強度
プラチナ
(Ir割り)
白色 Pt,Ir 21.54
プラチナ
(Pd割り)
白色 Pt,Pd 19.88
純金 黄金色 Au 19.32
ホワイトゴールド シルバー色 Au,Pd 15.32
ピンクゴールド 柔らかいピンク色 Au,Cu,Pd,Ir 12.94
イエローゴールド 華やかな黄金色 Au,Cu 17.70
オレンジゴールド 深みのある黄金色 Au,Cu,Ag 17.46
グリーンゴールド 爽やかな黄色 Au,Ag 17.94
チタン シルバー色 Ti 4.51
ジルコニウム シルバー色 Zr 6.49
タンタル 黒色 Ta 16.65

 

 

結婚指輪の素材比較

素材の明度比較

無彩色の素材を明るい順に並べると、プラチナ・ホワイトゴールド・ジルコニウム=チタン・タンタルとなります。

※ジルコニウムとチタンは、周期率が同族の金属で性質も見た目もよく似ています。酸化皮膜をつけて発色させることで、見た目の色を全体的にも部分的にも変化させることができます。

結婚指輪のゴールドの色比較

カラーゴールドの色比較

無彩色のホワイトゴールド、華やかなピンクゴールド、温かみのあるオレンジゴールド、純金に近いイエローゴールド、爽やかなグリーンゴールド。
ご自身の手に合わせて、印象をお確かめください。

素材選びはオリジナルの結婚指輪をつくる第一歩

結婚指輪はふたりを象徴するもの。結婚指輪を眺めては、思い出話で盛り上がったり、絆を感じて元気をもらったりしながら、ずっと身に着けていくものです。そう考えると「結婚指輪は絶対に〇〇でなければいけない」という決まりはありません。SORAでは、おふたりがお互いに気に入った金属を選んで指輪をつくることができます。

固定概念にとらわれず自由な発想で、あならたらしい、ふたりらしい指輪づくりを楽しみましょう !