気になるみんなの「結婚指輪の価格」を発表!「年齢別の平均」「オーダーメイド」「SORA」でどのくらい違うのか、比較検証しました。価格の違いが生まれる主な「3つの理由」も丁寧に解説。オーダーメイドに興味ある方必見です!

気になるみんなの結婚指輪の予算は?

結婚指輪2本の平均は25.4万円(首都圏)

最新調査によると、首都圏の結婚指輪(2人分)の平均価格は25.4 万円。内訳は、「20~25万円未満」が29.2%で最も高く、次いで「30~35万円未満」が12.9%、「25~30万円未満」が12.8%、「10~15万円未満」が11.8%です。(ゼクシィ結婚トレンド調査2018 首都圏版)
20~30万円が42%ですが、30万円以上が30.4%、20万円以下が27.6%と、近年は価格の二極化が進み、幅広く分布する傾向があります。

年齢別の結婚指輪の平均価格

妻の年齢別にみると、平均価格は以下の通り。年齢が上がるにつれ購入金額も上がる傾向がありますが、20代後半の平均価格が25万円を超えるなどの変化があります。
■24歳以下 22.0万円(昨年22.5万円)
■25-29歳 25.2万円(昨年23.9万円)
■30-34歳 26.2万円(昨年26.7万円)
■35歳以上 27.1万円(昨年27.9万円)

フルオーダー品の平均価格は31.0万円

「既製品」「セミオーダー品」「フルオーダー品」で分類すると、購入者の割合と平均価格は次のようになります。
■既製品(全体の61.2%)25.8万円
■セミオーダー(全体の28.8%)23.5万円 
■フルオーダー(全体の9.9%)31.0万円


「セミオーダー品」と「フルオーダー品」では、5万円以上の差があります。一方、「既製品」は海外のハイブランドから国内の小型店や通信販売まで数多く含まれるため、金額の幅は大きいと予想できます。最近の傾向としては、比較的価格の低い「セミオーダー」の購入者の割合が減り「フルオーダー」と「既製品」の購入者の割合が増えており、平均価格の微増に繋がっています。

SORAの平均価格は33.0万円

それでは、オーダーメイドであるSORAの結婚指輪の価格は平均予算と比べてどうなのでしょう?SORAでの購入額の主な価格帯は27万-38万と幅広く、平均で33万円となっています。オーダーメイドの平均が31万円なので、少しだけ高い位置づけになりますね。

SORAの指輪が高いわけ

SORAの指輪が他店に比べて高い「3つの理由」

大量生産される既製品よりもオーダーメイドの方が高くなることは、イメージがつくと思いますが、それだけではありません。お店ごとに値段が違うのは、作り方や作り手、素材に違いがあるから。ここからは、SORAの指輪の値段が他店(平均)よりも高くなる主な「3つの理由」を説明します。 
《SORAの指輪が高いわけ》
①作り方が違うから
②素材が違うから
③デザイン領域が広いから

①作り方

鍛造(たんぞう)だから高い

指輪の制作方法が大きく違います。結婚指輪のお店の多くは、金属を型に流し込む「鋳造(ちゅうぞう)」ですが、SORAは金属を直接加工する「鍛造(たんぞう)」で制作しています。鍛造は、多くの手間とクリエイターの経験や技量が必要とされる方法です。また、固いレアメタルの場合は「切削(せっさく)」による一体成型です。

★鍛造(たんぞう) →SORAの地金の作り方

プラチナやゴールドの地金の場合は、金属の塊を直接たたいたり、伸ばしたり、削ったりして成形しています。その名の通り鍛えて造る方法で、たたく過程で金属の結晶が整い強度が増し、気泡などの内部欠陥がなくなり粘り強さが生まれます。また、密度が高いため、重量感や磨いた時の輝きが強くなります。デメリットは、複雑なデザインが難しいこと、鋳造よりコストがかかることです。

★鋳造(ちゅうぞう)→一般的な指輪の作り方

溶かして液状にした金属を型に流し込み、冷やして固める加工法。キャストとも呼ばれます。メリットは、複雑な形状でも容易に加工でき、コストや時間もかからず大量生産に向いているところです。ロウを使ったワックス製法は鋳造の一種。デメリットは、密度が高くなく内部に気泡ができてしまうことがあるため、鍛造に比べ柔らかく強度が下がる点です。

 

丈夫で歪みにくい!毎日つけても安心の鍛造(たんぞう)結婚指輪

※切削(せっさく)→SORAのレアメタルの作り方

溶接のできないジルコニウム・チタン・タンタルなどのレアメタルの場合は、固い金属の塊から直接指輪の形に削り出す「切削(せっさく)」による一体成型。婚約指輪の爪などの複雑な形状も全て一体成型です。そのため、初めから精密な設計図を描き、特殊な精密機械で細かく削り出し、その後手作業で整えます。

②素材

素材の配合金属や配合率が違う

SORAでは、プラチナ・5色のカラーゴールド・ジルコニウム・チタン・タンタルという9種類を主に使用しています。その中で他店との違いが最も明白なのは、プラチナ。多くの方が選んでいる「プラチナ」ですが、お店によって配合金属や配合率が違うことをご存知ですか?

 

【プラチナ】SORAがイリジウム割を選ぶ理由

柔らかいプラチナに硬さを加えるため、多くのお店では「パラジウム」を配合していますが、SORAでは「イリジウム」を10%配合したプラチナを主に使用しています。
《配合金属にパラジウムではなくイリジウムを選ぶ理由》
■ 強度や耐食性
■ 金属アレルギーの起こりにくさ
■ 白い輝き、プラチナに近い重さ
■ 希少性
イリジウムの詳細はこちら

「パラジウム」は比較的手に入りやすく、軽くて硬い金属ですが、特に歯科業界で金属アレルギーの原因として知られ、着ける人によっては注意が必要です。
一方「イリジウム」は「プラチナ」の1/10ほどしか取れないとても希少な金属。指輪の10%に、高価な「イリジウム」を選んでいるため価格にも違いが生まれます。
SORAでは配合金属の違う3つのプラチナが選べ、多くが「イリジウム割プラチナ」でおつくりしています。

【ゴールド】金の純度や配合金属、配合率が違う

その他カラーゴールドも、純度が高く、彩度が高い、変色がない、強度、最高のバランスで配合金属や配合率を決めた独自配合です。プラチナと同じように配合金属のパラジウムの代わりにイリジウムが選べるなど、金属アレルギーの方により選択肢を多く用意しております。他店と比べて、純度の高さや配合金属によって価格が高くなる場合があります。

【ジルコニウム・チタン・タンタル】群を抜く独自性

金属アレルギーが起こりにくい3つのレアメタル。色を楽しめるジルコニウム、ダイヤを宙に浮かせ輝かせるチタン、黒く希少で存在感のあるタンタル、全てSORAが初めて結婚指輪の世界に取り込んだ独自素材です。1994年の創業以来、SORAで培かわれた技術や経験は、他を圧倒します。デザインの領域が広いため、他店より高くなる場合があります。

「作り方✖️素材」で強度が変わる!

①作り方の違いに②素材の違いを組み合わせると、強度に大きな違いが生まれます。幅2.5mmの指輪に15キロの重りを吊るした素材の強度実験では、「鍛造のイリジウム割プラチナ」や「ジルコニウム」は真円のままだったのに対して、「鋳造のパラジウム割プラチナ」は歪みが出ているのが分かります。丸いフォルムやより幅が細い厚みがない指輪だと、さらに歪むことが予想されます。
■プラチナの強度実験(当社比)
パラジウム割×鋳造 < パラジウム割×鍛造 < イリジウム割×鋳造 < イリジウム割×鍛造

③デザインの領域

可能なデザインや技術が幅広いから

結婚指輪の理想は、人それぞれ。「ふたりだけの特別な何か」を指輪に求める方が、SORAには多くいらっしゃいます。そのため、SORAはお客様が最も大事にしている部分を探り出し、最善のデザインや方法でご提案しています。その中で希望のデザインを実現するため、他店ではできない難度の高い技術や手間のかかる工程が含まれることがあります。また、ぱっと見ただけでは分からない部分の形状やデザインにこだわりを凝縮させる方もいます。可能な限りデザインや技術でお応えしていますので、一般的な指輪の価格を上回るオーダーが多くなります。

最後に:「誰とも違うオリジナル」がSORAの魅力

理想の結婚指輪へ

たとえシンプルなデザインに見えても、SORAの素材と技術で完成した指輪は輝きやつけ心地が違います。そして何よりも、自分自身を表現した誰とも違う指輪は、特別な価値があります。デザイナーやクリエイターは「その人にとって最高のもの」を実現する力で、言葉の中に隠れている要望までも形にします。お客様の満足度の高い理由がそこにあります。

無限に広がる可能性

SORAでは、お客様の要望でも新たな技術やデザインが開発されてきました。「他店で断られました」と技術的な相談でいらっしゃるお客様が時々います。理想の指輪は、通常の素材や作り方ではできないデザインであったり、思い入れのある特別な素材での制作を希望されていたり様々。試行錯誤の末に完成した指輪は、お客様とSORAの喜びの結晶です。常に新しいものを生み出すSORAで、一緒にワクワクを感じてみませんか?

今回は価格面での3つの特徴をお話しましたが、SORA独自の特徴はまだまだ沢山あります!ぜひ、ショップでSORAの雰囲気や実物の指輪をご覧になってみてください。きっと「…ここは何かが違う!」と感じられるはずです。

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