HANABI
花火

発色技術の集大成

小さな指輪の中に華やかな「花火」を描くには、高度な加工技術が必要です。

はじめに、「ショール」という漆黒の酸化被膜を指輪全体に施します。

この被膜は硬度が高く、鏨(たがね)が表面で滑ってしまうため、彫りの作業を難しくします。

そのため、特殊な素材で作られた鏨(たがね)と鋭利に研磨された刃先が用意されました。

また、この繊細な彫りの中を彩るのは10色以上。

発色加工の難易度がとても高くなります。

クリエイターは、極度の集中で夜空を彩る花火を完成させます。