結婚指輪の色の選択肢は、プラチナとゴールドだけではないことをご存知ですか?プラチナ、ゴールドに次ぐ第3の素材として今注目を集めている「ジルコニウム」という素材を選べば、カラフルな指輪を選ぶことができます。また、「タンタル」という素材なら黒い結婚指輪をつくることができます。

いつも身につける結婚指輪が、自分の大好きな色、思い入れのある色だったら素敵ですよね。今回は、モノトーンからカラフルな色まで結婚指輪の多彩な色を、選び方とともにご紹介します。

-目次-

1.【結婚指輪の色紹介】
《モノトーン》
定番プラチナから重厚感あるブラックまで
  ①シルバー〜グレー系 ②ブラック系
《カラフル》やっぱり色がなくっちゃ!彩りで個性を表現
  ③ゴールド系 ④ブルー系 ⑤パープル系 ⑥ピンク〜レッド系⑦イエロー系 ⑧グリーン系 ⑨グラデーション
2.【色の選び方】こんな選び方もアリ!迷ったら試してみて 
3.【イメージから色選び】こんな人にはこの色がおすすめ
4.【色を選ぶ時の不安を解消】色の耐久性や変色について

1.【結婚指輪の色紹介】

大きく分けて9種類ですが、それぞれの中にも少しずつ違いがあります。自分にぴったりの色を見つけてくださいね。

《モノトーン》定番のプラチナから重厚感のあるブラックまで!

①シルバー〜グレー系
[プラチナ/ホワイトゴールド/チタン/ジルコニウム(発色なし)]

プラチナが最も明るく、次いでホワイトゴールド、その次のチタンとジルコニウムは、見た目の差はほとんどありません。ホワイトは「純粋・清潔・無垢」、グレーは「上品・落ち着き・穏やか・信頼」といったイメージがあります。

モノトーン素材の着用比較

肌の色によっても印象は異なりますので、実際に指に通して比較するのがベスト。

指輪の上下の仕上げで比較すると、上の鏡面よりも下のつや消しの方が、はっきりと色の差を感じることができます。

●プラチナ
明るい輝きが魅力のプラチナ。結婚指輪の定番素材です。

●ホワイトゴールド
こちらの指輪は、プラチナとの明暗の差を利用した木目金のデザイン。ホワイトゴールドは、プラチナや他のカラーゴールドと一緒に使われることが多いです。

●チタン
軽量で、メカニカルなデザインが似合う素材です。

②ブラック系
[タンタル/ジルコニウム(ショール発色)]

タンタルは、素材自体が黒い珍しい金属です。ジルコニウムのショール発色は、タンタルよりもう少し青黒い色です。ブラック系は、「スタイリッシュ、重厚感、高級感」というイメージがあります。

●タンタル
ずっしりとした重さや素材の希少性、群を抜いた存在感で、男性や個性的な指輪にしたい方に人気です。男性がタンタル、女性はプラチナやゴールド系のペアが多いです。

●ジルコニウム(ショール発色)
他のジルコニウムカラーと比べ、ほぼ変色しない特徴があります。ジルコニウムは軽いので、「ボリュームがあっても、つけ心地がいいもの」を求めている方におすすめです。

《カラフル》やっぱり色がなくっちゃ!彩りで個性を表現する

③ゴールド系
[ピンクゴールド/イエローゴールド/オレンジゴールド]

豊かさや不変性をイメージさせるゴールド。肌馴染みがよく、クラシックな印象や華やかな印象を与えます。

カラーゴールドの比較

カラーゴールドの着用比較

手元を華やかに見せてくれるカラーゴールド。肌の色によっても印象は異なりますので、実際に指に通して比較するのがベスト。

●イエローゴールド
純金に近い色味のイエローゴールドは、クラシカルなイメージ。個性的なテクスチャーとも好相性です。

●ピンクゴールド(下)、オレンジゴールド(上)
モチーフを立体的に浮き上がらせる技法は、プラチナやゴールドならでは。

④ブルー系[ジルコニウム(発色)]

水や海、空の色を連想するブルー。平和と安らぎ、知性や誠実さを感じさせてくれます。

瑞々しい色は、ダイヤモンドの煌めきと相まって一層美しく感じます。

⑤パープル系[ジルコニウム(発色)]

神秘的、高貴で雅なイメージの癒しの色、赤と青の中間の中性色です。

角度によって青や紫に見える多色性のある紫色。
多色性のある色はほかにも何色かあります。→多色性についてはこちら

⑥ピンク、オレンジ、レッド系[ジルコニウム(発色)]

幸せや思いやり、愛を感じさせるピンク、陽気で社交的・健康的なオレンジ、強いエネルギーを感じさせるレッド。優しい気持ちになる色です。

ふたりが出会った季節を表現する優しいピンク色。

⑦イエロー系[ジルコニウム(発色)]

イエローは、太陽の光をイメージさせ、明るさ、希望や知性、意志を感じさせる色。

見ると元気になるイエロー。

⑧グリーン系[ジルコニウム(発色)]

植物を思わせるナチュラル、安心感、平和・調和・若々しさを感じさせる色です。

葉のデザインを爽やかなグリーンと深みのあるグリーンに。

⑨その他、グラデーションやバイカラー[ジルコニウム(発色)]

ジルコニウムカラーなら、オーロラのような色や夜明け空の色など、幻想的な色をつくりだせます。思い出の景色の色を入れてみたり、ふたりの好きな色をグラデーションで繋いでみたり、可能性は色々。

2色以上を同時に使うこともできます。自分の好きな色を表面に、相手の好きな色を内側に入れると、いつでもお互いの存在を感じられる結婚指輪に。

2.【色の選び方】こんな選び方もアリ!迷ったら実際に着けてみて

たくさんの色の中から色選びに迷った方は、こんな視点で選ぶことをおすすめします。

結婚指輪の色の選び方

①【好きな色から選ぶ】
自分の大好きな色や前向きな気持ちになれる色、美しさを感じる色を選ぶ方が多いです。

②【ふたりの思い出の景色の色から選ぶ】
結婚指輪の色の選び方としておすすめなのが、思い出の景色の色。デートの時の夕焼け空や一緒に泳いだ海の色、プロポーズ時の景色など、指輪を見る度に素敵な記憶を蘇らせてくれます。

③【色の持つイメージや意味から選ぶ 】
色にはそれぞれ意味やイメージがあります。レッドは「情熱的」、ブルーは「爽やか」など、色の持つイメージを参考に選ぶのもいいかもしれません。

④【肌に馴染む色から選ぶ】 
複数の色で迷った場合は、実際にその色の指輪をつけてみましょう。手元だけでなく上半身などが映る鏡で確認すると、周りの人から見た印象がわかります。

⑤【普段身につけているアクセサリーや時計と相性の良い色から選ぶ】
こちらも実際にその色の指輪をつけてみて確認するといいでしょう。

3.【イメージから色選び】こんな人にはこの色がおすすめ

男性にはクールなブルー系やブラック系、女性には華やかなピンク系やピンクゴールドが人気です。男女ともに人気なのは、明るいブルー系やグリーン系。また、複数の色やお互いの好きな色を繋ぐグラデーションも大人気です。イメージが気になる方は、次の「おすすめの色」をご覧ください。

【理想の結婚指輪のイメージ】→おすすめの色

【シック、クール】→ブルー、ブラック、シルバー〜グレー系
【爽やか】→明るめのブルー、グリーン系
【元気、健康的】→イエロー、オレンジ系
【可愛らしさ、華やか】→ピンクゴールド、ピンク系
【寒色暖色の中間、バランスのとれた中性色】
  →パープル、グリーン、イエロー系
【おしゃれ、ゴージャス、クラシカル】
 →イエローゴールド、オレンジゴールド
【落ち着いた大人の印象】
 →彩度の低いブルー、パープル、レッド系
【シンプル、とにかく指輪を目立たせたくない】
 →シルバー〜グレー系

4.【色を選ぶ時の不安を解消】色の耐久性や変色について

色を選んでも、ずっとこのままの色が続くの?実際に購入する時に気になるのが、「色の持ち」ですよね。結論から言えば、カラフルなジルコニウムカラーは色に変化が出る場合があります。変化や色変えを魅力として楽しめる方におすすめと言えます。

【色別】変色について

【シルバー〜グレー系、ブラック系】
どれも変色しにくい素材です。ジルコニウムのショール発色ももちろん変化なし。



【ゴールド系】
ブランドによって配合される金属や配合率が違い、色味も違います。配合金属やメッキによっては、変色が起きる場合があります。SORAの独自配合のカラーゴールドは、鮮やかな色彩を持ち変色しにくい特徴を持っています。



【カラフルなジルコニウムカラー】
ジルコニウムカラーは、特殊技術で酸化皮膜を形成し、その皮膜で色が見える仕組みです。肌に当たる部分などは、磨耗して酸化皮膜の厚みが変わるため色に変化が生じます。色や使用方法・体質によっては、何年経っても変化のない場合もあり、1年程度で変化が生じることもあります。
ただ、ジルコニウムカラーは、元の色に戻すことやカラーチェンジが可能です。色の変化を楽しみながら記念日にカラーチェンジをしたり、元の色に戻したりする方がほとんどです。

 

【実例写真で紹介】ジルコニウムの「発色」の耐久性

結婚指輪

さいごに

いかがでしたか?一生ものの結婚指輪だからこそ、納得いく色選びを楽しんでくださいね。

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