『東京タワー』初心に戻れる場所

プロポーズの思い出を込めた指輪

結婚指輪に流れる、2本の曲線ライン。
オレンジ色の暖かで緩やかなラインに込めたのは、東京タワーの輝く夜景。おふたりの心に思い浮かぶ、忘れられないプロポーズの場面です。


結婚して4年、お付き合いを始めて10年になるおふたりに、当時の結婚指輪づくりや今のおふたりについてお話を聞かせていただきました。

「東京タワー」

SORAでいろいろなデザインサンプルを見ながらデザイナーとおふたりのエピソードを話しているうちに、翔吾様は東京タワーを入れることを思いついたそう。

 

東京タワーは、翔吾様がプロポーズするために選んだ場所。

高校の同級生だった頃からお付き合いを始めて5年目、翔吾様は千寛様にサプライズでプロポーズをする決意をしました。

東京タワー

サプライズプロポーズ

翔吾様「一緒に暮らし始めて最初のクリスマスの時。東京タワーに行ってレストランで食事して、そのあと連絡して借りておいた、東京タワーが見えるホテルのチャペルでプロポーズしたんです。」

 

千寛様「その日は、東京タワー行ってご飯食べて帰る予定だと聞いてました。レストランのあとにホテルに連れて行かれて、その後はサプライズだらけでした。ただただ驚きの連続で、感動的な忘れられない1日でした。」

 

東京タワーは、今もテレビで目にしたりすると思い出す、ふたりにとって特別な場所となりました。「単純に喜んでもらいたくて、思い出に残ればいいなと思ってやったことですけど、結果的にこんな風に思い出に残っているのでよかったなと思います。」と翔吾様。

ふたりだけの思い出を形に

指輪はふたりだけのもの、誰ともかぶりたくないと考えていたおふたり。結婚指輪を探して、いくつもの指輪屋さんを巡り、最後にSORAに来店されたそう。

「『こういうのがいいです。』って伝えた時に、目の前で自分の思い描いたものが形になっていったことに何より感動したんです。『そうです、そうです、そういうのです!』っていう感覚がありましたね。」と翔吾様。

 

「綺麗な色が気に入って予約しましたが、価格帯が予算を超えていたので無理かなと思いながら、来店したんです。描かれた指輪を見て『これだ!』と感じました。あとは価格だけだと(笑)。最後はふたりだけの思い出を形にしたいという気持ちが強くなって、SORAでつくることをふたりで決心しました。」と笑顔で話してくれました。

イメージが形になる瞬間

「担当デザイナーの月舘さんが『横向きにしたらどうですか』とか『こういう流線形はどうですか』とか提案してくれて、その自然な感じの表現がすごくいいなと思いました。あからさまに東京タワーですっていうデザインは恥ずかしかったので、私たちらしい表現を探しました。」と千寛様。

 

ほかの人が見てもわからない、自分たちだけがわかるメッセージ。おふたりがこだわったのは、そんなデザインでした。

「デッサンにはすごく魅了されました。目の前で描いてくれるのが、すごく嬉しかったです。いただいたデッサンは綺麗で、結婚式でも飾ったし、今でもとってあります。」

結婚指輪が力を発揮する時

「普段何気なくオーダーメイドについて意識するのは、買い物に行ったりジュエリー屋さんの前を通ったりした時に、他に同じものはないと感じる時です。『この指輪は自分たちだけのものだ』という特別感で嬉しい気持ちになります。」と話すおふたり。

 

指輪があってよかったと思うのは、特に喧嘩した時だそう。

「結婚指輪は毎日つけていますが、喧嘩したときは外してしまうおうかと思う時があります。そう言う時に指輪を見ると『でもな』って思い直すんです。自分たちの指輪をつくってもらった時のことや、プロポーズのことを色々思い出していくうちに、心を落ち着かせることのできるアイテムです。」と千寛様。

 

「この指輪を見ると初心を思い出す、ふたりだけのいろんな想いの詰まったもの。」おふたりが口を揃えて、こう話すのが印象的でした。

帰らなきゃいけない理由

消防士をされている翔吾様と現在は育児休暇中の千寛様。

おふたりの関係に変化はありましたか?の問いに、お互いへの想いを口にしてくれました。


翔吾様「今も大好きな存在に変わりはないですが、子どもの生まれた今は、夫婦として家族として欠かせません。普段、仕事柄家にいないこともあるので、家のことや子供のことをみてくれて、それができるのは妻しかいないので、本当に感謝しています。危険と隣り合わせの仕事なので、そんな時に自分を強い気持ちにさせてくれる『帰らなきゃいけない理由』になっています。『おかえり』と言ってくれる大切な存在です。」

 

千寛様「結婚を決めたのは、一緒に生活するようになっても、ご飯作ったり洗い物をしていても楽しいなと思うことができたことが大きいです。あまり気を使わずに生活できることで、これから先も一緒にいたいなと思うようになりました。」
「今、上の子どもが3歳ですごく元気なので、私以上に子どもを楽しませて遊ばせている姿を見る時や、家族のために、時には命を危険にさらして人を助ける仕事をしてくれていることを、ありがたいことだと思っています。」


照れながらも感謝を伝えあうおふたりは、とっても幸せそう。ふたりの絆が感じられて、あたたかい気持ちにさせてくれますね。

アルミのサンプル

メンテナンスで担当クリエイターと対面

SORAのクリエイターの仕事は、本番の指輪をつくるだけでなく、お打ち合わせの時に技術面の相談にのったり、イメージしやすいようにサンプルを制作したりします。写真は、東京タワーのラインのイメージをおふたりと確認するために制作されたアルミのサンプルです。

 

指輪の完成後にも、磨き直すために既に3度ほどSORAに来店されているおふたり。

「磨き直しをしてもらいに来店した時、担当の髙橋さんに『この指輪は僕がつくったんですよ。』と声をかけてもらったんです。制作してくれた方と顔を合わせると、その時の気持ちを思い出せるのがいいですよね。作ってくれた人の想いも込もった指輪なんだと思ってつけています。」

 

「あと、指輪の色が変えられるというのもポイントですね。5年10年した時に、その時の気持ちに合わせて色変えられるのがいいな、って思っています。」

 

 

インスタグラム

みんなの指輪を見て楽しむ

おふたりは今も時々指輪の話をしているそう。SORAのインスタグラムで様々なデザインをチェックして、楽しんでいるのだとか。

「ほかの人がSORAでどんな指輪を作っているのかを見られるのは楽しいですね。内側の刻印にしても、個性豊かな表現ばかり。自分たちの指輪も、次回つくる時はこういうのもいいねと想像を膨らまして楽しんでいます。」

それぞれの「ふたりらしさ」を表現した結婚指輪。創造の喜びをわかちあえることこそ、オーダーメイドの良さですね。

家族の笑顔を胸に

おふたりの幸せを感じる瞬間は、お子様の寝顔を見る時や家族揃ってごはんを食べている時だそうです。今では、翔吾様の影響でご家族でキャンプを楽しむようになったこともお話してくださいました。


翔吾様「子どもが生まれてから、もっと笑顔が増えましたね。1人でいる時より2人、2人よりも3人、4人と子どもたちといる時の方が増えましたね。」

千寛様「家族を持つことで、いろんなところに出かけるようになりました。今は公園に行くだけでも、家族といると楽しいと感じます。」

 

子どもがもう少し大きくなったら、家族揃って東京タワーに行ってみたいというおふたり。指輪の東京タワーのラインは、おふたりの幸せの象徴と家族の笑顔から生まれるエネルギーのようですね。


SORAにも、ご家族揃ってお越しになる日を楽しみにお待ちしております。

 

担当デザイナー:月舘
担当クリエイター:髙橋
オーダー店:表参道本店