気球が大きくなると気球の自重も増えますが、必要なヘリウムは機体の重量増加に対して比例というより指数関数的にどんどん増えてしまいます。放球時に扱うヘリウムが増えることはぜひ避けたいところ。費用もかさみ、ガスの充填時間も長くなり、運ぶボンベの本数も増えるのでいいことはありません。
やはりここでも機体を軽量化することがかなり重要です。軽ければ軽いほどヘリウムの量は少なくて、取り回しが楽なので余裕が生まれ、些末なミスが起こる確率も減ります。
1. 機体重量が1キロくらいなら:[破裂直径9メートル、重量1.2キロの気球]
2. 日本メーカー:気象観測用風船「コスモプレン」
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気球のサイズは重さで分類され、それぞれ破裂直径が異なります。1.2キロの気球に必要なヘリウムの量は約3000L。このときの上昇速度は秒速5m(時速18Km)くらいになります。
ヘリウムの浮力は、空気とヘリウムの比重の差によるものです。1キロを浮かせるのに約1000Lのヘリウムが必要となり、浮力と重力が釣り合う量です。そこからさらに500L程度入れると、秒速5m(時速18Km)で上昇します。
ヘリウムの価格は3000Lで2万円くらい。購入するのは中身のガスでボンベは返却します。この3000Lボンベは重さが25kgもあるので扱いがとても大変です。ヘリウムが空になってもボンベは変わらず重いです。
ボンベにはイベント風船用の小さなノズルが付いています。しかし気球は口が巨大なのでこれらは必要なく、直接ボンベの口に気球をつけてバルブを開ければOK。ただ、ボンベと気球の距離が近すぎてぶつかるのを避けたいなら、園芸用ホースなどをボンベの口に固定すると、立って作業ができて取り回しが良いでしょう。
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