【JOURNEY OF RING Summer 2022】沖縄のサンゴにみる気候変動の影響-後編-
前編ではサンゴの生態や白化現象がおきる様々な要因があること知りました。1950年以降のサンゴの白化は、人間の活動に起因する急激な海水温の上昇が原因といわれています。
産業革命以降排出され続ける温室効果ガスにより気温が上昇し、海水はその膨大な体積で熱吸収を続け、気温上昇と時間差で海水温が急上昇しています。
沖縄近海でのサンゴの白化は、海水温の上昇とともにオニヒトデの大量発生という要因もあり、大量発生する原因までは分かっていませんが、人間の流す生活排水の流出が影響している可能性も示唆されています。また沖縄の土壌特有の赤土が流出することも白化の要因と考えられています。
今回のJOURNEY OF RINGでは、サンゴの保全活動をするふたつの団体にインタビューを実施し、現地での実際のサンゴ保全状況をお伝えできればと思います。