結婚指輪は誰が払うの?支払いのパターンや選ばれる割合を紹介

98%以上の方が購入している結婚指輪。夫婦の証と言える結婚指輪ですが、いったいどちらが支払うべきなのでしょうか。結婚の準備を進める上で、指輪の購入に関して悩んでいる方も多いでしょう。


今回は、結婚指輪の支払いパターンを5つご紹介します。ぜひ結婚指輪を購入する際の参考にしてください。

結婚指輪は誰が買うもの?男性?女性?

プロポーズの際に贈る婚約指輪は、一般的に男性が購入して女性に贈ります。しかし結婚指輪は男性と女性の両者が使用するもの。いったいどちらが購入するものでしょうか。

結婚指輪は誰が買うべき?

結論、結婚指輪はどちらが購入するべきかといったルールはありません。共働きの世帯も増えて考え方も多様化した現在、複数の購入パターンが見受けられます。


「ゼクシィ結婚トレンド調査 2023 (首都圏)」によると、「結婚指輪を二人で購入した」と回答したのは87.5%と最も多く、次いで「妻」が10.2%、「夫」が2.2%でした。男性が全額負担するケースは少なく、「お互いが贈り合う」という認識のもと二人で出し合って購入するケースが多いようです。


参照:ゼクシィ結婚トレンド調査 2023(91ページ)

結婚指輪の相場は?

同様の調査によると、首都圏の結婚指輪(2人分)の平均価格は30.8万円です。ただ最も割合が大きいのは20~25万円未満で、次いで25~30万円未満といった結果が出ています。

結婚指輪(2人分)の購入金額 割合
15万円未満 5.1%
15~20万円未満 9.0%
20~25万円未満 24.5%
25~30万円未満 18.6%
30~35万円未満 16.1%
35~50万円未満 15.5%
50万円以上 11.2%

 

SORAでオーダーメイドの結婚指輪を購入する場合、価格帯は主に35万円~46万円、平均価格は38万円です。オーダーメイドとなると、やはり結婚指輪の平均相場よりも高めの値段になるでしょう。


参照:ゼクシィ結婚トレンド調査 2023(99ページ)

関連リンク:結婚指輪の費用相場は?安い?20代30代の予算とSORAの結婚指輪についても解説
 

結婚指輪の支払いパターン

結婚指輪のレムニスケート

ここからは、結婚指輪の支払いパターンを見てみましょう。


●    どちらか一方が支払う
●    どちらか一方が多めに支払う
●    二人で割り勘して支払う
●    自分の分は自分で支払う
●    お互いに贈り合う(お互いにパートナーの分を支払う)


1つずつ解説していきます。

どちらか一方が支払う

男性と女性のうち、どちらか一方が結婚指輪を全額負担するケースです。男性が支払うパターンとしては、「婚約指輪を購入しなかった代わりに結婚指輪を贈る」や「結婚式を挙げない分、結婚指輪をプレゼントする」といった意見が多くあります。


逆に女性側が贈る場合は、「婚約指輪をプレゼントしてもらったお礼に結婚指輪を購入する」といったケースが見られます。


同調査の全国平均を見てみると、「夫が購入する」が2.2%、「妻が購入する」が10.2%という結果が見られました。近年は、男性が贈るべきといった風潮も薄れているのが現実です。婚約指輪や挙式の費用など、結婚にかかるトータル費用を考慮しながら決めるとよいでしょう。


参照:ゼクシィ結婚トレンド調査 2023(91ページ)

どちらか一方が多めに支払う

どちらか一方が全額負担するのではなく、両者支払うものの片方が多めに支払うといったパターンもあります。「相手に全額負担してもらうのは申し訳ない」「すべて支払ってもらうと好きなデザインを選ぶ際に気が引ける」と感じる方も多いからです。


経済的な理由でどちらかが多めに支払いつつも、負担する金額を二人で相談しながら購入するとよいでしょう。とくに結婚指輪は一生身に付けるものです。費用面で遠慮することなく気に入ったデザインの指輪を選びたい方は、二人で結婚指輪の費用を出し合うのがおすすめです。

二人で割り勘して支払う

夫婦共働きの家庭が増えた現在、二人で割り勘して支払うケースも多くなっています。「結婚指輪は誰が買うべき?」の部分でもお伝えした通り、ゼクシィの調査で87.5%の方が「結婚指輪をふたりで購入した」と回答しています。


収入差が少ないカップルは、二人で割り勘して支払うと心理的負担も少なくてよいかもしれません。結婚前から二人で貯金したお金で結婚指輪を購入する方もいるようです。


参照:ゼクシィ結婚トレンド調査 2023(91ページ)

自分の分は自分で支払う

自分がつける指輪はそれぞれ自分で購入するという方法もあります。これは、お互いが好む指輪に金額差が大きい場合に見られる購入パターンです。男性はシンプルで金額もそこまで高くない指輪を選びたい気持ちがある一方で、女性側はダイヤモンドがたくさんついた高額な指輪を購入したい場合が考えられます。


相手に高額な指輪を購入してもらうのは遠慮してしまうといった場合に、自分の分は各自で購入するといったケースがあります。相手への負担を心配せずに好きな指輪を選びたい方は、このような支払い方をするのがおすすめです。

お互いに贈り合う(お互いにパートナーの分を支払う)

最後は、相手が欲しい指輪をお互いが贈り合うパターンです。二人とも支払うことには変わりありませんが、相手のためにプレゼントすることに重きを置いています。「指輪を見るたびにパートナーを思い出す」「二人の愛や絆を感じられる」といった理由から、お互いに贈り合う夫婦も多いようです。


割り勘や自分の指輪を自分で購入するよりもプレゼントの気持ちが大きく感じられるのも、お互いに贈り合う選択をする理由のひとつでしょう。

結婚指輪の支払い方法の傾向
── 現場の声から見える傾向

結婚指輪の支払い方法の傾向
── 現場の声から見える傾向

オーダーメイド結婚指輪専門店SORAでは、支払い方法に関する実際の現場の声を分析しました。SORA表参道本店で活躍するデザイナーたちの意見をまとめると、主に「男性が支払う」と「割り勘」の2つのパターンがあることが分かります。
 

▼実際デザイナーの声
「体感ですが、割り勘が多くなってきたと感じています。どちらかのクレジットカードで支払った際に、『後で半分振り込むね』等の会話をよく聞きます。」

「最近は、割り勘が多いなと感じます。内金を男性が女性分、残金を女性が男性分を払うということも増えてきています。」

「私が担当するお客様も割り勘が多いです。特に婚約指輪を購入されているカップルの場合は、女性から『払わせて!』という雰囲気になっているのを見かけます。」

「男性が支払うか、割り勘にするかの2パターンです。男性支払いが7割、半々の割り勘が3割くらいの体感です。」

「私が担当するお客様は、男性が支払うことが多いですが、割り勘の方もいます。その際は、お互いの指輪をお互いに贈り合う感じでお支払いされています。」

まとめ

今回は結婚指輪の支払いについて、5つの支払いパターンをご紹介しました。近年はどちらか一方が負担するよりも、二人で出し合う選択をする夫婦が増えてきています。


しかし誰が購入するべきといった決まりはありません。二人でしっかりと話し合い、お互いが納得できる形で購入するのが理想です。調査結果を参考にしつつも、夫婦で話し合った支払いパターンで後悔ないように購入するのがよいでしょう。