オーダーメイドの結婚指輪

気になるみんなの「結婚指輪の価格」を発表!「年齢別の平均」「オーダーメイド」「SORA」でどのくらい違うのか、比較検証しました。価格の違いが生まれる主な「3つの理由」も丁寧に解説。オーダーメイドに興味ある方必見です!

結婚指輪の費用相場は?

結婚指輪2本の平均相場は30.8万円(首都圏)

最新調査によると、首都圏の結婚指輪(2人分)の平均価格は30.8万円。内訳は、「20~25万円未満」が24.5%で最も高く、次いで「25~30万円未満」が18.6%、「30~35万円未満」が16.1%、「50万円以上」が11.2%です。(ゼクシィ結婚トレンド調査2023 首都圏版)
近年は、最も多い価格帯20~30万円の43.1%と比較して、30万円以上が42.8%、20万円以下が14.1%となっており、購入する指輪の高価格化が進んでいます。

 

20万円以下

14.1

20~25万円未満

24.5

25~30万円未満

18.6

30~35万円未満

16.1

50万円以上

11.2

年齢別の結婚指輪の平均価格

妻の年齢別にみると、平均価格は以下の通り。全年齢層で平均の購入金額が上がっており、29万円を超えています。


■24歳以下 32.4万円(昨年24.9万円)
■25-29歳 29.4万円(昨年26.4万円)
■30-34歳 31.1万円(昨年30.1万円)
■35歳以上 37.1万円(昨年25.6万円)

フルオーダー品の平均相場は35万円

「既製品」「セミオーダー品」「フルオーダー品」で分類すると、購入者の割合と平均価格は次のようになります。

 

■既製品(全体の61.2%)31.4万円
■セミオーダー(全体の26.7%)30.5万円 
■フルオーダー(全体の7.6%)35.0万円


「セミオーダー品」と「フルオーダー品」では4.5万円の差があります。一方「既製品」は、海外のハイブランドから国内の小型店や通信販売まで数多く含まれるため、価格の幅は大きいと予想できます。セミオーダーと比較して「フルオーダー品」や「ハイブランドの既製品」が平均価格を押し上げていると言えるでしょう。

SORAの平均価格は37万円

それでは、オーダーメイドであるSORAの結婚指輪の価格は平均予算と比べてどうなのでしょう?SORAでの購入額の主な価格帯は33万〜45万と幅広く、平均で37万円となっています。オーダーメイドの平均が35万円なので、少しだけ高い位置づけになりますね。

 

■SORA 33万〜45万(平均37万円)

■首都圏相場 35万円

結婚指輪が高い理由

ペアリングの相場はおおよそ数千円~数万円であるのに対し、結婚指輪は数十万円と高くなる傾向にあります。ペアリングと結婚指輪は、なぜここまで価格差が生じるのでしょうか?

 

結婚指輪が高価な理由には、次の3つが挙げられます。

 

1. 高純度の金属を使用
2. 質の高いダイヤモンドを使用
3. デザインによる違い

 

1つずつチェックしていきましょう。

1.高純度の金属を使用

大切な人との特別なつながりを持つ結婚指輪は、基本的に毎日着用するという方が多くいらっしゃいます。そこで結婚指輪に求められるのは、高い耐久性や安定性、変色・変質が起こりにくいこと。この条件を満たすには高純度の金属が必要であり、一般的には「プラチナ」「ゴールド」が使用されます。

 

プラチナ

(PT900またはPT950)

  • ・純度90%または95%のプラチナ
  • ・耐久性に優れ、変色や変質が起こりにくい
  • ・肌に優しく、アレルギー反応が起こりにくい
  • ・高級感のある白色の輝き

ゴールド

(K22・K18・K14)

  • ・適度な強度と耐久性を備えている
  • ・長年の使用に耐えうる品質
  • ・華やかで温かみのある黄金色の輝き

 

 

プラチナとゴールドは、長時間身につける結婚指輪に適した素材であるものの、金属のなかでは高価な部類に含まれます。一方でペアリングに使用されるシルバーやメッキ加工の金属は、安価な素材であるため低価格での購入が可能です。

 

結婚指輪に求められる特性から、高純度の金属が必要とされるため、価格は高くなる傾向にあります。

2. 質の高いダイヤモンドを使用

ダイヤモンドの石言葉のひとつ「永遠の愛」は、結婚指輪を象徴するにふさわしいもの。夫婦のきずなが永遠に続くようにと、ダイヤモンドを埋め込んだデザインを好む方もいらっしゃるでしょう。

 

ダイヤモンドは「カット・カラー・クラリティ・カラット」の4つを基準にランク付けが行われています。結婚指輪にはこれらの基準をもとに高品質と判断されたダイヤモンドが使用され、結果的に高価になるケースが多く見受けられます。
 

3.デザインによる違い

毎日身に付ける結婚指輪に「シンプル」を求めるか、または「凝った」デザインを求めるかで、価格は変動します。シンプルなV字やストレートデザインなど、特別な装飾がない結婚指輪は低価格帯での購入が可能ですが、複雑で凝ったデザインを求める場合は、高価格帯になることがほとんどです。

 

また強度が大切な結婚指輪は、ペアリングよりも地金を多く使用するため、同じデザインであっても価格が高くなります。
 

SORAの結婚指輪が高い3つの理由

オーダーメイドの結婚指輪

大量生産される既製品よりもオーダーメイドの方が高くなることは、イメージがつくと思いますが、それだけではありません。お店ごとに値段が違うのは、作り方や作り手、素材に違いがあるから。ここからは、SORAの指輪の値段が他店(平均)よりも高くなる主な「3つの理由」を説明します。 

《SORAの指輪が高いわけ》
①作り方が違うから
②素材が違うから
③デザイン領域が広いから

①作り方:鍛造(たんぞう)だから高い

指輪の制作方法が大きく違います。結婚指輪のお店の多くは、金属を型に流し込む「鋳造(ちゅうぞう)」ですが、SORAは金属を直接加工する「鍛造(たんぞう)」で制作しています。鍛造は、多くの手間とクリエイターの経験や技量が必要とされる方法です。また、固いレアメタルの場合は「切削(せっさく)」による一体成型です。

鍛造(たんぞう)=SORAの地金での作り方

プラチナやゴールドの地金の場合は、金属の塊を直接たたいたり、伸ばしたり、削ったりして成形しています。その名の通り鍛えて造る方法で、たたく過程で金属の結晶が整い強度が増し、気泡などの内部欠陥がなくなり粘り強さが生まれます。また、密度が高いため、重量感や磨いた時の輝きが強くなります。デメリットは、複雑なデザインが難しいこと、鋳造よりコストがかかることです。

鋳造(ちゅうぞう)=一般的な指輪の作り方

溶かして液状にした金属を型に流し込み、冷やして固める加工法。キャストとも呼ばれます。メリットは、複雑な形状でも容易に加工でき、コストや時間もかからず大量生産に向いているところです。ロウを使ったワックス製法は鋳造の一種。デメリットは、密度が高くなく内部に気泡ができてしまうことがあるため、鍛造に比べ柔らかく強度が下がる点です。

 

丈夫で歪みにくい!毎日つけても安心の鍛造(たんぞう)結婚指輪

切削(せっさく)=SORAのレアメタルでの作り方

溶接のできないジルコニウム・チタン・タンタルなどのレアメタルの場合は、固い金属の塊から直接指輪の形に削り出す「切削(せっさく)」による一体成型。婚約指輪の爪などの複雑な形状も全て一体成型です。そのため、初めから精密な設計図を描き、特殊な精密機械で細かく削り出し、その後手作業で整えます。

②素材:素材の配合金属や配合率が違う

SORAでは、プラチナ・5色のカラーゴールド・ジルコニウム・チタン・タンタルという9種類を主に使用しています。その中で他店との違いが最も明白なのは、プラチナ。多くの方が選んでいる「プラチナ」ですが、お店によって配合金属や配合率が違うことをご存知ですか?

 

【プラチナ】SORAがイリジウム割を選ぶ理由

柔らかいプラチナに硬さを加えるため、多くのお店では「パラジウム」を配合していますが、SORAでは「イリジウム」を10%配合したプラチナを主に使用しています。
《配合金属にパラジウムではなくイリジウムを選ぶ理由》
■ 強度や耐食性
■ 金属アレルギーの起こりにくさ
■ 白い輝き、プラチナに近い重さ
■ 希少性
イリジウムの詳細はこちら

「パラジウム」は比較的手に入りやすく、軽くて硬い金属ですが、特に歯科業界で金属アレルギーの原因として知られ、着ける人によっては注意が必要です。
一方「イリジウム」は「プラチナ」の1/10ほどしか取れないとても希少な金属。指輪の10%に、高価な「イリジウム」を選んでいるため価格にも違いが生まれます。
SORAでは配合金属の違う3つのプラチナが選べ、多くが「イリジウム割プラチナ」でおつくりしています。

【ゴールド】金の純度や配合金属、配合率が違う

その他カラーゴールドも、純度が高く、彩度が高い、変色がない、強度、最高のバランスで配合金属や配合率を決めた独自配合です。プラチナと同じように配合金属のパラジウムの代わりにイリジウムが選べるなど、金属アレルギーの方により選択肢を多く用意しております。他店と比べて、純度の高さや配合金属によって価格が高くなる場合があります。

【ジルコニウム・チタン・タンタル】群を抜く独自性

金属アレルギーが起こりにくい3つのレアメタル。色を楽しめるジルコニウム、ダイヤを宙に浮かせ輝かせるチタン、黒く希少で存在感のあるタンタル、全てSORAが初めて結婚指輪の世界に取り込んだ独自素材です。1994年の創業以来、SORAで培かわれた技術や経験は、他を圧倒します。デザインの領域が広いため、他店より高くなる場合があります。

「作り方✖️素材」で強度が変わる!

①作り方の違いに②素材の違いを組み合わせると、強度に大きな違いが生まれます。幅2.5mmの指輪に15キロの重りを吊るした素材の強度実験では、「鍛造のイリジウム割プラチナ」や「ジルコニウム」は真円のままだったのに対して、「鋳造のパラジウム割プラチナ」は歪みが出ているのが分かります。丸いフォルムやより幅が細い厚みがない指輪だと、さらに歪むことが予想されます。
■プラチナの強度実験(当社比)
パラジウム割×鋳造 < パラジウム割×鍛造 < イリジウム割×鋳造 < イリジウム割×鍛造

③デザインの領域:可能なデザインや技術が幅広いから

結婚指輪の理想は、人それぞれ。「ふたりだけの特別な何か」を指輪に求める方が、SORAには多くいらっしゃいます。そのため、SORAはお客様が最も大事にしている部分を探り出し、最善のデザインや方法でご提案しています。その中で希望のデザインを実現するため、他店ではできない難度の高い技術や手間のかかる工程が含まれることがあります。また、ぱっと見ただけでは分からない部分の形状やデザインにこだわりを凝縮させる方もいます。可能な限りデザインや技術でお応えしていますので、一般的な指輪の価格を上回るオーダーが多くなります。

最後に:「誰とも違うオリジナル」がSORAの魅力

理想の結婚指輪へ

たとえシンプルなデザインに見えても、SORAの素材と技術で完成した指輪は輝きやつけ心地が違います。そして何よりも、自分自身を表現した誰とも違う指輪は、特別な価値があります。デザイナーやクリエイターは「その人にとって最高のもの」を実現する力で、言葉の中に隠れている要望までも形にします。お客様の満足度の高い理由がそこにあります。

無限に広がる可能性

SORAでは、お客様の要望でも新たな技術やデザインが開発されてきました。「他店で断られました」と技術的な相談でいらっしゃるお客様が時々います。理想の指輪は、通常の素材や作り方ではできないデザインであったり、思い入れのある特別な素材での制作を希望されていたり様々。試行錯誤の末に完成した指輪は、お客様とSORAの喜びの結晶です。常に新しいものを生み出すSORAで、一緒にワクワクを感じてみませんか?

今回は価格面での3つの特徴をお話しましたが、SORA独自の特徴はまだまだ沢山あります!ぜひ、ショップでSORAの雰囲気や実物の指輪をご覧になってみてください。きっと「…ここは何かが違う!」と感じられるはずです。

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店頭には、豊富なデザインや素材、カラーのサンプルがあります。実際の指輪を手に取っていただきながら、専門スタッフが素材やデザインごとの価格をご案内します。指輪のサイズによっても価格は変動しますので、正確なサイズを知るためにも、店頭で試着がおすすめです。

 

SORAのデザイナーはお客様のライフワークや希望するデザインから、ぴったりのサイズをご提案いたします。結婚指輪に不安やお悩みをお持ちの方もぜひお気軽にお立ち寄りください。