『自然のかたち』4年後の今も飽きない自然科学モチーフ

2016年に結婚指輪をオーダーされた顕正さま・愛理さまご夫妻。

幾何学的なデザインが存在感のあるプラチナの指輪にこめられた思いについて、お聞きしました。

自分たちだけのデザインを実現できる技術力

自分たちだけのデザインを実現できる技術力

おふたりは、当時オーダーメイドができる店をWebページで探していました。その中で、いろいろなパターンの指輪が作られているSORAのサイトをご覧になり「ここなら自分たちの思いどおりの指輪ができる」と感じてくださったそうです。

 

「どんなデザインにしたいかふたりで話し合っていて、曲線と立体、角が組み合わさっているもの、というところまで決めていたんです。」と顕正さま。「こちらの技術力なら、自分たちが『こうしたい』と無理を言ってしまっても、良い指輪ができるかなって思いました。」と愛理さまも当時を振り返ってくださいました。指輪作りのご相談に関しても「一番親身になってくれた」という印象で、それがSORAを選ぶ決め手になったそうです。

個性的なデザインのベースになった自然の構造

デザインのベースになった自然の変形構造

学生時代から物理学を専攻し、顕正さまは大学院を卒業後メーカーで機械設計の仕事に、愛理さまは大学に残り博士号を取得されたそう。共通して理系のセンスをお持ちのご夫妻は、デザインにも数理的なモチーフを取り入れたいとご希望されていました。

 

「円筒状のものに均等に力をかけてつぶすと、ミウラ折り(折り紙工学)の原点になる『吉村パターン』と呼ばれるカクカクした形が自然にできるんです。お話したら、デザイナーさんがパッとサンプルを作ってくださって。」と愛理さま。

内側の謎めいた数式の刻印

内側に刻まれた数式の意味

おふたりの指輪には、内側に謎めいた数式が刻印されています。いったいどんな意味がこめられているのでしょう?


「まず、私たちの結婚記念日が2016年5月12日なんです。それでこの273というのは絶対温度表記での0度を表しているんですね。」と顕正さま。愛理さまが続けて、「私たちが使っている温度表記は摂氏。摂氏0度ではまだ分子が止まっているわけではないのですが、-273度つまり絶対温度の0度では分子の動きが完全に止まるんです。理系にとっては、なじみのある数字で。2016とか512を使って何か等式ができないかなって、いろいろ計算して見つけた数式を刻印しました。」。

 

「結婚記念日や名前を入れたいけど、何かひねりを加えたいと思った結果です。」とおふたりは満足そうなご様子でした。
 

指輪づくりの時間もふたりの楽しい思い出

指輪づくりの時間もふたりの楽しい思い出

指輪のデザインを考えていた時間を思い返して、顕正さまは「指輪作りの間は、いつも家でいろいろ相談していたので、その時間をかなり楽しめたと思います」。

デザイナーによるサンプルについても、「当時、サンプルが出てきた時は本当に驚きました。ちゃんと試してデザインをきめられるんだって。」と、感動があったそうです。愛理さまも「デザインを実際に立体にすると難しいじゃないですか。これぐらいの厚さはあった方がいいとか、現実的なアドバイスをしていただきました。」と印象的だったようです。

 

おふたりにとって、指輪作りの原動力になったものは何だったのでしょう。

顕正さまは「オリジナリティ。このワンペアしか存在しない、っていうのがいいですよね。それに、特徴的な指輪をしているからひと目で覚えてもらえるんですよね。」というお答え。愛理さまは、「一生使うものだから妥協したくない、という思いがありました。」。
 

ずっと身に付けていても飽きのこない指輪はお守り

指輪は「ふたりのシンボル」

指輪が完成してから身につけられてきた4年間で、「作って良かった」と思うエピソードはあったのでしょうか。

「なんと言っても、指輪自慢できる!妻がここの部分を考えてさ、みたいに。指輪を作ったエピソードすら楽しく自慢できます。」と楽しそうに顕正さま。愛理さまは微笑みながら、「指輪をつけていて、まったく飽きないんです。奇抜なデザインなのかなと思いますけど、何にでも合う感じもあるんですよ。」とのことでした。

 

おふたりにとって今、指輪がどういう存在になっているかという問いかけには、「もう馴染みすぎて体の一部です。お守りでしょうか」と愛理さま。顕正さまも「シンボルですね」と言葉を重ねていらっしゃいました。「ふたりで何かをするときも、自分たちは個性を出していこうね、という感じになりますね。」
 

対等に話せる夫婦 応援し合って頑張れる

お互いにやりたいことをアップデートしていく未来

ご夫婦は、お互いのことをどういう存在だと感じていらっしゃるのでしょう。

顕正さまは「様々な分野で対等に話せることが嬉しいです。妻はすごく考えていて、自分の好みもしっかりある人。」。愛理さまは、「自分を受け入れてくれるということもありますし、すごく優しいです。かつ、自分の仕事に対して妥協がなくて野心家な面もあるので、それを応援したい気持ちも、自分も頑張らなきゃという気持ちもあります。」。お互いを大切に、リスペクトしあっていらっしゃるご夫婦の思いが伝わってきました。

 

おふたりで思い描いていらっしゃる未来について、お聞きしました。

「そうですね。お互いにやりたいことをやってほしいというのはあります。目標とするものはアップデートして変わっていくものだと思うので、臨機応変に必要なことをお互い妨げずにやっていけると良いですね。」と愛理さま。
顕正さまも考えながら「私自身は後悔を残したくないというのが一番の原動力になっています。なんでもとりあえずやって失敗した方が楽しいなと思っていて。」とお答えくださいました。

ふたりだけの結婚指輪は『自然のかたち』

結婚指輪のタイトルは『自然のかたち』

おふたりに結婚指輪のタイトルを考えていただきました。それは、『自然のかたち』。

 

モチーフになった自然が作る造形、結婚指輪を作ったタイミングの自然さ、おふたりが指輪をつけている日常も自然…。「実際にやってみたら、思ってもみなかった結果が出る。それが一番面白いですよね。」と顕正さまのお言葉に、おふたりのご結婚の楽しさ、幸福感が表れているようです。

 

担当デザイナー:南
担当クリエイター:森川
オーダー店舗:表参道本店