SORA設立20周年記念プロジェクト「LINK OF LIFE」開催にあたり

SORA設立20周年記念誌「LINK OF LIFE」SORA SPECIAL BOOKの刊行
2021年12月。法人化から20年が経ち、SORAにとっての新しい10年期の始まりである。この機会に過去を振り返り、未来に望むことを確認してみようと思った。SORAという集団がずっと続けていること。成長とともに変化してきたこと。ずっと願っていること。そして、これからしたいことをここに綴ってみる。
20年の間には社会の変化もあったし、会社の変化もあった。成長もしたし、失ったものもある。御多分に洩れず幾度も絶望的な状況があったし、荒波も越えた。しかし、このブックは苦労と成功の歴史編纂ではない。自分たちの存在証明を整理して格納する容れ物にしたい。自分たちの成長を身体の発達(事業規模)ではなく心の成熟(事業価値)という視点を軸に辿ってみたい。
「人の中に眠る無限の可能性を解放することで社会と自然の継続的関係をつくる」これが、私たちのコアバリューである。
SORAの提供する商品が巡り巡って人の環をつなげ、命の環をつなげ、人類だけでないあらゆる生命の環が未来につながることを願って、本書のタイトルを決めた。
「LINK OF LIFE」
いちばん大切なことは自分自身が「何と」「どう」つながっているかだ。プロダクトや活動を通した「問い」を重ねることで、そこに陽の光をあててみようと思う。

全スタッフによる作品展「LINK OF LIFE」展の開催
地球誕生から46億年。生命誕生から38億年。
途方もない時間の最先端に私たちは生きている。
脈々と受け継がれる生命の鎖は形を変え拡散を繰り返しながら、驚くべき多様性に満ちた世界をつくり上げてきた。
しかし、鎖の元を辿ればたった一本の道筋に到達する。
地球上のあらゆる生命は一本の樹である。
すべての生命が互いに絡み合い共依存しながら、一本の樹が生き続けていることを忘れてはならない。
私たち人類は想像する力によって、とてつもなく大きな世界を支配するに至った。
しかし、残念にもその想像が至らないが故に破滅的な拡大がなされ、生命の樹そのものの存続が危ぶまれている。
私たちSORAのスタッフ全員一人一人が、
命の鎖の長さに想いを馳せ
あらゆる生命に畏敬の念を持ち
今ある己の存在の奇跡に気付く
そんな過程を経て想像力のアクセルを踏み込んだ結果がここにある。それは明日に繋がる命のビジョンの凝集体である。
そして私たちの未来がどうあるべきなのか!の強いメッセージの発信でもある。
時の先端に生きる私たちには未来をつくる責任がある。それは想う力によってのみ果たされると考える。