岡本 有加
  • 職種

    デザイナー

  • 入社年

    2020年

私が担当した思い出に残る結婚指輪

私が担当した思い出に残る結婚指輪

これは、 私の「今」に繋がる特別な結婚指輪です。

 

お二人は、SORAのオーダメイド“DRIP”を希望されてご来店しました。

お話をお伺いする中で、お二人はXジェンダー(男女のいずれか一方に限定しない性別の立場を取る方)であること、「Xジェンダー」と言う言葉自体には抵抗もあるが、自分たちを引き合わせてくれた言葉であること、記念日に含まれる「8」という数字に思い入れがあることなどをお話ししてくださいました。

私が担当した思い出に残る結婚指輪

そのお話を基に3人で考えたのが、二つの指輪を合わせると、二人のアイデンティティである「X」、出会いの象徴である「8」、理想の未来を表す「∞(無限の可能性)」という3つのモチーフを表現したデザインでした。(合わせる向きを変えると"x"にもなるデザイン)
二人を繋ぎ未来へ導くデザインが生まれたことで、その後も夢中になって指輪づくりが進みました。

私が担当した思い出に残る結婚指輪

指輪の色や内側に入れた文字など、一つ一つの表現を既存のものから選ぶのではなく、3人で考えてオリジナルでつくっていくことで、お客様の想いと私の想いがだんだんと重なって1つの形になっていきました。

指輪を形作る全ての要素に二人だけの意味を込められた、という感覚を持つことができ、おふたりにとってこれ以外の指輪は考えられないと思うほど、特別な結婚指輪が完成しました。

 

この指輪を担当させていただいたことで、提案やデザインの考え方の幅が広げられ、お客様の理想を作り上げる私の力になっていると実感しています。

インタビュー

Q

SORAに入る前に学んでいた事

A

大学ではガラス工芸を学んでいました。
ガラスの透明でありながら存在感があり表情が沢山ある所、また色も好きだったので色の種類がたくさんあるガラスは魅力的でした。


計画性はかなり必要な素材ですが、あまり枠に捉われずに自由にできたところもマイペースな自分の性格に合っていました。意図せず生まれる表情や偶発性もあり、飽きない素材です。


SORAも指輪に発色ができるところや、技術力が高いために柔軟なご提案ができる所などに魅力を感じているのだなと思います。

ガラス作品

Q

SORAに入社した理由

A

特に、SORAの様々な表現やデザインに挑戦している姿勢に、興味を持ちました。

学生時代から、個人でガラスと金属を組み合わせたアクセサリー等の制作を行なっていたため、作家活動をしながらSORAでお仕事をされている方がいることも魅力的でした。ガラスの他に勉強してみたいと思っていた素材が、金属だったことも理由の一つです。

自分を高めることのできる環境として、SORAに入社しました。