About Project

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伝統と現代の技術を融合し、新たな美の形を生み出すことが本プロジェクトの核心です。プロジェクトの初となるコレクションは、「花鳥風月」に象徴される日本の自然観や美意識を、千年の時を経て受け継がれている「百人一首」をテーマに、唯一無二のアートジュエリーとして表現しました。近代の素材と加工技術を用いることで、伝統を超えた新たな表現技法を生み出し、未来へとつながる彫金作品を創造します。

百人一首とは

 

百人一首は、百人の歌人の和歌を一首ずつ選び、百種で構成された和歌集です。鎌倉時代初期に藤原定家が京都・小倉山でまとめ、後に「小倉百人一首」として定着しました。

 

この和歌集には、四季の移ろいや恋の喜び・切なさを詠んだ歌が多く、日本の自然美と繊細な心情を映し出しています。春の花、夏の鳥、秋の風、冬の月など、時を超えて日本人の感性に響き続ける表現が特徴です。

 

百人一首は江戸時代以降「かるた」として広まり、現在では競技かるたとしても親しまれています。その影響は俳句や浮世絵などにも及び、日本文化の一端を担う存在となっています。
 

彫金技術について

 

日本の彫金技術は、千年以上の歴史を誇り、刀装具や装飾品、仏具などに施されてきました。繊細な彫りや象嵌(ぞうがん)、鍛金(たんきん)など、職人が磨き上げた技は、時代を超えて受け継がれています。本プロジェクトでは、伝統と現代の加工技術を融合しながら、近代の金属素材であるタンタルを用い、身に纏うアートジュエリー作品を生み出しました。新たな日本美の形を創造し、世界へと発信していきます。

SORAのタンタルと独自加工技術

 

このプロジェクトでは、SORAが誇るレアメタルの独自加工技術を活かし、伝統工芸とレアメタルの融合に挑戦しています。特に、作品に使用されているタンタルは、電子機器や医療分野にも用いられる希少な金属。高い耐久性と独特の鋼色の輝きを持ち、これまでのジュエリーにはない表現を可能にします。さらに、SORAでは都市鉱山を活用した再生タンタルを採用し、持続可能なものづくりにも取り組んでいます。クリエイターの手仕事と革新技術が織りなす、新たなアートジュエリーの世界をお楽しみください。

取扱店のご案内

2025年3月28日(金)より、「巴 TOMOE 京都 新風館」にてご覧いただけます。作品の詳細情報につきましては、SORAへお問い合わせください。

取扱店:巴 TOMOE 京都 新風館

場所:京都府京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2 新風館1F

営業時間:11:00〜20:00

TEL:075-746-4800

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