髙田 秋奈

思い出に残る結婚指輪①

お二人で過ごす四季を指輪一周で表現しています。
春は桜、夏は花火、秋はお月見、冬は雪の結晶。一つ一つの季節にどんな思い出があるか、そしてこれからどんな風に過ごしていきたいかをヒアリングし、オリジナルの模様を考えました。
また、一周に入った波打つラインは模様の区切りの役割もありつつ、川をイメージしていて、優しく流れる時間やどこまでも続く未来を表現しています。
四面の美しい彩りでお二人の思い出を刻み、新しい出来事にも寄り添ってくれるようにという思いを込めています。最初はお二人とも指輪に桜を取り入れたいというご希望がありました。しかし、桜に特に強い思い入れがあるわけではないとのことで、なぜ桜に惹かれたのかを細かく伺いました。そこから、春だけではなく、色々な季節の素敵なエピソードをたくさんいただいた為、四季をリングにしましょうと提案しました。発色は春夏秋冬でお客様の持つ色のイメージを表現した5色のグラデーションにより、やわらかな時間の流れを感じられる仕上がりになっています。

お客様より
「想像以上に素敵な仕上がりでした。四季のモチーフも入れたので、季節ごとに変化する側面を楽しめるのが一番のポイントです。HPで桜のデザインがいいなと思って実際にオーダーしに店舗に来たのですが、デザイナーさんと話して構想を練りながら、四季のモチーフが入った、2人とも満足のいくデザインを提案していただけたので即決しました。デザイナーさんとクリエイターさんのやり取りがスムーズで、実際にどんなものが仕上がるのか、製作可能かどうかなど、細かな点もオーダーした際に確認できたので、終始安心して待つことができました。」

思い出に残る結婚指輪②

お二人はコロナ禍で人との出会いが希薄な中、沢山の共通点や偶然が重なって出会われたそう。「理解し、支えあいたい」「信頼しあう」という言葉から「笑顔」をテーマにし、指輪正面のけずりが笑顔の口元に見えるようイメージしてデザインをしました。いつまでも笑顔でいることで、未来が沢山の喜びにあふれ、自由に世界が広がる関係性が続くようにという思いが込められています。

幅のランダム感も楽しめるところもポイントになっており、2 本をくっつけるとぴったりと形が重なります。相手の弱いところを自分の強さで補い、自分の弱いところは相手に強く支えてもらいながら共に成長するというメッセージを含んでいます。 指輪を見たときにお互いの存在を感じられるデザインとなりました。

お客様より
「二人だけの世界で一つのオリジナルの指輪を作りたかったので、来店しました。豊富な金属とカラーリングの種類と理想のイメージを現実としてくださる所や、自分たちの想いを形にしていただくスケッチを見た時から、『ここだ』と思いご依頼させてただきました。

『今と変わらず、二人で力を合わせて進んで行きたい』と願いを込めてこのリングの制作依頼をしました。実物を受け取り、改めて指輪に込めた願いを感じ、共に歩んで進んでいける事の喜びを実感しました。これからもリングと二人の時間を大切にしていきます。」