愛車のマーク
目を引くのは、指輪の表面を走る2本のラインと内側に刻まれた4台のバイクのマーク。『自然に溶け込む』というタイトルの結婚指輪です。
バイクを愛するバイク乗りという共通点で、強く結ばれているお二人。2台のオフロードバイクと2台のオンロードバイクは、それぞれお二人の愛車です。
それぞれの特徴を捉えたバイクのイラストに、愛着とこだわりを感じますね。
風となって自然と溶け込む一体感
斜めに流れる2本の直線ラインが表すのは、お二人が乗るバイク。風を感じて疾走するスピード感を、緩急つけたラインで表現しています。
風となって自然と溶け込む、お二人の理想のあり方が込められたライン。「緑」と「オレンジ〜ピンク〜紫」のグラデーションの組み合わせは、お二人のバイクを象徴する色です。
ツーリングの風景がつながる
内側に刻まれた景色は、普段ツーリングでよく訪れる場所をイメージして、山や川、海、ゴツゴツした道など、たくさんの要素をバイクの背景に込めました。
また、内側を彩る「アレキサンドライト」という発色は、角度によって緑にも紫にも見える多色性が魅力のカラーです。
ふたつの指輪を合わせると、道や景色が繋がるシェアデザインもポイントです。
一緒に進む未来への道のようですね。
チャットでオーダー
最初のSORAへのコンタクトは、LINEのチャットから。
京都にお住まいのお二人は、すぐに来店できないので、まずはと指輪の大まかなデザインをチャットで相談されました。その後来店される予定でしたが、コロナ感染拡大の中、コロナ病棟の医療従事者ということもあり来店を断念されました。
しかし、すでに担当デザイナーである福澤と希望のデザインを共有していたことで、そのままチャットでの相談で詳細な部分を決めていき、指輪のデザインを完成させました。
お二人の希望を汲み取ったいくつかのデザインや色の組み合わせで描かれたデッサンの中から、最終的に選ばれたのがこちらです。
理想の指輪へ近づける
結婚指輪づくりは、お二人のバイクの写真やツーリングでの風景写真を参考に、デザインしていきました。
ラインの形状やテクスチャーの種類などの細かな部分も、指輪のコンセプトに合う表現方法をデザイナーが提案し、参考写真を比較しながら選んでいきます。
サンプルやデッサン、お写真のやりとりをしながら、3人で理想の指輪に近づけていく過程は、オーダーメイドだから味わえる特別な体験です。
岩の道をテクスチャーで表現
ライン横の鎚目（つちめ）のテクスチャーは、オフロードバイクで進む「ゴツゴツした道」をイメージ、ラインの反対側でフェードアウトするように仕上げています。
鏡面仕上げにすることで、光を反射して指輪が輝く様子も素敵です。
お客様のご感想
「自慢のポイントは、二人の趣味が全て詰め込まれたところです。」とお客様。
「自分たちの趣味がバイクということで、バイクの絵を結婚指輪に入れたいと思っていました。インスタグラムでバイクの絵が彫られた指輪を見つけ、絶対ここがいい！って思いました。
最初はお店に行き、実際に見て指輪を作る予定で気軽にチャットで相談しました。自分たちでは指輪なんてどうしたらいいかわからなかったけれど、福澤さんが、自分たちのイメージや理想を含めて提案してくれました。丁寧な対応と希望に沿ったアドバイスに、とても感謝しています。」
「お店に行くことができなくなり、チャットだけで大丈夫だろうか…と不安になったこともありましたが、リングパレット（※オンライン用貸出しサンプルセット）や福澤さんのイメージ画で、指輪のイメージが頭の中ででき上がってしまったので、そのまま作っていただきました。
完成品は想像以上でした！自分たちの予算内で作ることができましたし、とても満足です。SORAは特別なものを作ることができる場所だと思っています。遠い所からでも満足のいくものを作ることができるので、オススメです！コロナが落ち着いたら、一度お店に行ってみたいです。」
担当デザイナー福澤より
「LINEにて指輪についてお話を進めてゆく中で、いつも丁寧にご返信をしてくださっている印象が強く、文面から指輪作りを楽しんでおられるご様子も感じられて、私自身もとても楽しみながら指輪に携わらせていただきました。
実際のバイクのお写真や、いつも走っている風景のイメージ写真もたくさんいただいてデザインを完成させていったのも印象的でした。
細かなニュアンスは手作業によるクリエイターの美的感覚にもお任せくださり、岩場を彷彿とさせる鎚目は、クリエイター小野坂が少しゴツっとした印象を持たせるように調整しました。
本当にお二人のお話がなければ完成しないデザインになり、世界で一つの素敵な指輪ができました。
おふたりの指輪に携わらせていただいたことを光栄に思います！」
