お客様の体験をデザインする仕事

SORAではお客様を接遇し、オリジナルの指輪をご提案するスタッフのことを「デザイナー」と呼んでいます。ジュエリーの知識やデザイン能力はもちろんのこと、コミュニケーション能力、ストーリーテリングや企画能力まで学べる稀有な職種です。デッサンのスキルがなくても大丈夫。SORAが考える「デザイン」の本質を知れば、きっとあなたもデザイナーに挑戦してみたい!と思えるはずです。

「結婚指輪」を生み出す喜び

「結婚指輪」はおふたりが常に身に着けるもの。

ふたりの未来にポジティブな作用をもたらし続けることができる、特別なアイテムです。

 

デザイナーの仕事は、そんな結婚指輪にオリジナルの「意味」を吹き込み、おふたりにとっての指針に変えること。その創造の過程で、多様なお客様の想い・人生のストーリーに深く触れることになります。そこで得られる知識や新たな発見はきっとあなたの人生の資産になっていくことでしょう。

 

また、お客様のパーソナリティを理解していく対話スキル、お客様の心理を洞察し、喜んでいただくための思考・行動の経験は、人生のどんなシーンにおいても大切な能力です。AIなどの先進的なテクノロジーが目覚ましい発展をしている時代、これからの社会にとってより価値が高まる仕事とは人の「感情」に寄り添っていく仕事ではないでしょうか。

 

SORAのデザイナーは、様々なお客様の幸せや喜びに触れながら、絶えず刺激と変化が得られる貴重なお仕事です。

 

 

モノからコトへ、
大多数ではなく「個」へ。

 

一般的に「デザイナー」というと、世の中の大勢の人たちに向けた量産型のプロダクトやパッケージ、または広告等のモノを対象にしたお仕事のイメージが強いのではないでしょうか。世の中は分業化が進み、目の前の顧客の声やニーズに直接触れて、スピーディに裁量をもってデザインするという仕事は限られてきております。

 

SORAのデザイナーはもちろんモノを扱いますが、それはひとつの要素に過ぎず、本質的には「体験」をデザインすることがミッションです。大多数ではなく目の前のひとりのお客様のために、世界にひとつのオリジナルの指輪を、自らの発想と美意識のもとで自由に生み出すことができる、とてもクリエイティブなお仕事です。

 

 

私たちが考える「デザイン」とは「問題を解決すること」と定義しています。

 

どんな物事でも、何らかの問題を認識して、その解決に向けた取り組みはすべて「デザイン」であると考えています。

 

起点となる問題を設定するには、目的が必要です。何か目的があって、現実にそのギャップが生じているとき、それを問題と呼ぶことができます。そして、その目的達成のための、あらゆる問題解決のための行動を私たちは「デザイン」と呼びます。

 

お客様の体験価値を最大化する
時間×空間×意味の共創。

 

お客様が商品やサービスを認知し、記憶し、接触し、利用したその瞬間からその後まで、お客様の体験を広い時間軸と段階で捉えて、その総合的な利便性や体験性、満足度を向上させること。SORAのデザイナーが行う様々なデザイン行為の最終目的は、すべてここに帰結します。「様々な問題解決を通じて、顧客の体験価値を最大化する」SORAのデザイナーの活動目的です。

 

そんな体験をデザインするために、SORAのデザイナーは実に幅広い対象をデザインします。

 

「時間」と「空間」そして「意味」

 

これらを組み合わせることで、お客様にとって最高の体験を提供することがミッションです。

 

 

<時間のデザイン>

 

お客様がショップで過ごす時間、そこでどんな情報をインプットし、どのような接遇を受けるのか、1分1秒の時間の質を上げることが<時間>のデザインです。緊張しているお客様、好奇心旺盛なお客様、ご夫婦で意見の相違が起きてしまうお客様、店舗には十人十色のお客様が来店されます。そんなひとりひとりのお客様を機敏に洞察し、その場での課題を見つけて必要なアクションをとること。そうしたコミュニケーションも立派なデザインなのです。

 

時間のデザインは、記憶のデザインとも言えるでしょう。

 

納品の瞬間は、お客様にとって一生残る感動の記憶になりえます。デザイナーはその瞬間が最上の時間になるよう心を込めて納品シーンを作り上げます。記念写真を撮ったり、特別な納品ツールで演出したり、そうした創意工夫をもって、SORAのデザイナーはお客様の大切な<時間>をデザインしています。

 

 

<空間のデザイン>

 

コロナ禍ではONLINEを通じた様々なコミュニケーションが発展しました。しかし、だからこそ私たちは「店舗」という場がこれからより特別な意味を帯びてくるものと考えています。店舗の展示やVMD(visual marchandising)はもちろんのこと、音響や香りといった五感を刺激する空間、またリラックスできる空間へと進化させていくことが、お客様の体験性を向上させることになります。

 

多様なお客様に対して、分け隔てなく、どなたでもSORAの世界をお楽しみいただけるように、デザイナーは<空間>をデザインしています。

また、SORA表参道本店は決して指輪をつくるだけの場所ではありません。

 

時にはコンサートや映画上映会などを開催したりしています。こうしたイベントの企画を考え、より広く、オープンな環境にしていくこと、そしてより多くのお客様との接点、サードプレイスをつくること、これも体験のデザインに繋がっていくのです。

 

 

<意味のデザイン>

 

SORAのデザイナーはもちろん指輪のデザインをします。

 

お客様のご要望をヒアリングしながら、どんな素材、色、形がお客様を表現するのに相応しいかを考え、提案することはSORAのデザイナーの主な業務です。指輪のデザインの本質とは、そのデザインに固有の「意味」を吹き込むこと。

 

どんな形の指輪でも、お客様それぞれの固有のストーリーや未来への願いを繋げて、意味の提案を行うことがSORAの指輪のデザインです。そうすることで、指輪は物質的な価値を超えて、心に作用する装置になります。

 

 

デッサンの能力や発想力よりも、一番大切なことは、お客様がその指輪をご自身の「アイデンティティ」と思えるかどうか。そのためにデザイナーに一番求められることは、言葉を紡ぎ、「意味」を伝える力なのです。

 

 

こうしてSORAのデザイナーは多様な手段で、また感性と理性を組み合わせて、顧客の体験をデザインしていきます。ひとつひとつの仕事に、デザイナーそれぞれの個性や能力を発揮するチャンスが満ちています。

 

実際に働くまで自分に向いている仕事は何か、喜びを感じる仕事は何かはなかなか分からないものです。様々な体験をしながら、自己探求ができる、そんな働き方ができるのがSORAのデザイナー職です。

さらに、SORAが目指しているのは自分のキャリアも自分でデザインするということ。

 

デザイナーは、SORAのあらゆる職種で発揮可能な知識・スキルを習得できますので、数年の経験を経て新たな職種への挑戦も可能です。マーケティングチームでSNS運営や広告業務に取り組んだり、成長著しいONLINE事業の運営に関わったり、全国のセレクトショップと協働して全国での販売拡大を目指したり、本人の意思に応じて挑戦可能な環境があります。

 

人の欲求は常に変化するものです。そうした欲求に柔軟に応えられる環境があるということも、SORAで働く上での魅力のひとつです。

 

 

<SORAの接客スタイル>

時間のデザインでも紹介したように、「接客」という業務がデザイナーのお仕事の中心になります。SORAの接客スタイルの特徴について、ご説明いたします。

 

 

特徴①「完全予約制」

 

SORA表参道本店は現在、完全予約制をとっています。そのためデザイナーは基本的に予約が入ったお客様を担当することが主な業務となります。

 

これは、ひとりひとりのお客様とじっくりと向き合い、オリジナルの指輪づくりを存分にお楽しみいただくためです。一組の接客には、約2時間ほど対応します。予約状況によりますが、土日のデザイナーひとりあたりの対応数/日は2~3組です。

 

ご予約時には、ご希望のメニュ-や指輪のニーズ、ご予算等をお聞きするヒアリングフォームを運用しておりますので、実際の接客にあたる時にはそれらの情報をもとに、事前準備が可能です。また、各デザイナーがどのようなお客様の対応するかは、経験値やデザイナーの個性を考慮して分担しております。また、チームとしての目標はありますが、個人の売上ノルマはなく、メンバーで協力しながらチーム目標の達成を目指しています。

 

 

特徴②「DRIP」

 

直営店舗では、私たちが「DRIP(ドリップ)」と呼ぶ接客手法を実践しています。

 

これはお客様と深い対話やヒアリングを行い、理解・洞察することで最適な指輪デザインを見出すためのSORAオリジナルの接客手法です。SORAの接客スタイルの基本は、お客様のパーソナルな情報を引き出し、それらを指輪のデザインに昇華させる提案をすることです。

 

とても深い質問をすることもありますが、それがお客様の発想を刺激したり、デザイナーとの信頼関係に繋がり、「驚き」や「意味」を持った指輪が生み出されるのです。入社してから半年間はOJT研修があり、先輩デザイナーの隣について接客の基礎を学びます。ジュエリーや宝石の知識についてもしっかりと座学研修がありますのでご安心ください。

 

 

 

特徴③「多様な接客スタイル」

 

世の中の接客のお仕事の多くには「マニュアル」がします。SORAでは上述のDRIPのように一定のプロセスは定めつつも、それをベースにどのように成約に繋げていくかは、各デザイナーの個性に委ねています。マニュアル化された機械的な接客ではなく、デザイナーそれぞれの個性と工夫が発揮され、多彩な接客が行われるお店がSORA表参道本店です。

 

デッサンが得意なデザイナーは圧巻のドローイングパフォーマンスによってお客様に感動を提供しています。デッサンが描けなくても様々な専門知識が豊富なデザイナーはお客様の知的好奇心を巧みに刺激して、アイデアを引き出しています。自身で彫金ができるデザイナーは、作り手視点で魅力的な構造の指輪を提案したり、卓越したホスピタリティやコミュニケーションスキルを発揮して成約に導くデザイナーもおります。

 

多様な個性をみんなが発揮し、サポートし合いながらデザイナーチームは日々楽しくショップを運営しております。

 

 

<デザイナーが学べる能力>

 

感性から理性まで、そして思考と行動、SORAのデザイナーは幅広い能力を獲得することができます。

 

①ジュエリーデザイン能力

②コミュニケーション能力、ホスピタリティ

③抽象的思考力/言語的表現力

④課題発見能力/課題解決能力

⑤顧客心理の洞察力

⑥ショップマネジメントスキル

⑦サービス企画・設計能力

 

<教育体制>

 

ジュエリーの知識や、デッサンの経験の無い方でもご安心ください。入社後にジュエリーの歴史や素材、制作技術はもちろん、デッサンや接遇の研修も座学+OJTで行っています。また入社後の半年間は、人事担当が定期的にフォロー面談を行い、業務習得とオンボーディング(活躍まで)をサポートします。また、自分の資質を活かして働くための「ストレングスファインダー研修」や、好奇心を刺激する屋外研修なども行っています。どなたでも安心して学び、楽しみながら活躍できる環境です。


ちなみに2022年12月より、表参道本店に新しいマネージャーが着任しました!実はマネージャー自身も全く絵が描けません!それでも入社早々から大活躍していますよ。

 

 

<マネージャーよりメッセージ>

 

はじめまして!SORAのショップマネージャーの吉原健です。

 

SORAのデザイナーは若いメンバーが多いですが、デッサンやデザインができるだけでなく、接客力もすごいんです!本当に皆が素晴らしい才能を持っています。私は、それぞれが持っている才能を最大限伸ばして、メンバーには自分のキャリアを自分で選択、作っていくことができる力をつけてもらいたいと思っています。そのために常にメンバーに向き合い、話を聞いて、どうしたら実現できるかを一緒に考えていくのが私のマネジメントスタイルです。

 

SORAはかなり自由度が高く、アイデアが浮かんだらすぐに実行できる珍しい会社です。おかげで入社して間もない私も、すでに店舗環境の改善や制服のリニューアル、月間MVPなどやりたいことをどんどんやらせてもらっていて、仕事の満足度はとても高いです。

 

学生の皆さんは、素晴らしい能力を持った先輩スタッフと一緒に仕事をすることで、確実にレベルアップすることができる環境です。デザインが出来なくてもデッサンが描けなくても、SORAに興味を持ってくれたら心配せず飛び込んでください。一緒に切磋琢磨しながら仕事を楽しみましょう!